子どもが学校に合わすのではなく、学校が子どもに寄りそうーー

京都・天橋立を臨む与謝の海支援学校。そこでともに学びあう子どもと大人たち。その姿に教育の原点を見た。雑誌「ニュー・カラー」学校特集号で掲載された「〈ぼくらの学校〉を探して」を描いた写真家と執筆者、編集者、そして現場の先生の4人が取材の日々をふりかえる。

2021年5月8日土曜日・夜20時~。 雑誌の刊行を記念して、一夜限りのオンライントークイベントを開催。 Youtube Liveにてどなたさまも無料で視聴できます。

「語る」ひとたち

speaker & guest

吉田亮人

Akihito Yoshida

写真家。1980年宮崎市生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイにて日本語教師として現地の大学に1年間勤務。広 告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内 外で高く評価される。写真集に「Brick Yard」「Tannery」(以上、私家版)、「THE ABSENCE OF TWO」(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。2021年、写真家 としての10年間の活動を綴った書籍「しゃにむに写真家」(亜紀書房)が刊行。日経ナ ショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。

石田誠

Makoto Ishida

教師。1980年生まれ。滋賀大学教育学部卒業後、2004年から京都府立与謝の海支援学校に勤務。現在、中学部担任。全国障害者問題研究会常任全国委員、同京都支部事務局長。
著書に『子どもが笑顔になる学校』(共著/全障研出版)、『自閉症児・発達障害児の教育目標・教育評価2』(寄稿/クリエイツかもがわ)がある。
学校で楽しく働きながら、教育実践に関わって文章を書いたり、研究会などで話したりしながら、それを目の前の子どもたちにまた返せるよう、日々勉強中。

加藤直徳

Naonori Katoh

編集者。1975年生まれ。白夜書房に勤務していた2004年、トラベルカルチャー誌『NEUTRAL』を創刊。2008年『TRANSIT』に改名し、講談社より刊行。33号まで編集長を務める。その後、BOOTLEG(元SOUP DESIGN)に参加して『ATLANTIS』を創刊。2018年10月に自身の出版社「NEUTRAL COLORS ニュー・カラー」を設立。『ぬりえほん ねこ』『Middle Life Notes』『写真の中の君は何を見ている』を発行。2020年、雑誌『NEUTRAL COLORS』創刊。鎌倉在住、一児の父。

矢萩多聞

Tamon Yahagi

画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド、ネパールを旅する。中学1年から学校をやめ、ペン画を描きはじめる。95年から南インドと日本を半年ごとに往復しながら個展を開催。2002年から本づくりの仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。2012年から京都移住。2020年、WEBラジオ「本とこラジオ」の配信をスタート。著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『本を贈る』(三輪舎)などがある。